本日(5/17)、全日本剣道連盟より、各都道府県剣道連盟に以下のご通知が
ありました。
県内の皆様、内容確認の上、遵守の程よろしくお願いします。
一般財団法人大分県剣道連盟 副会長兼専務理事 阿部 昭一
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政府は14日、39県について新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言を
解除しました。
このため、比較的感染者が少ない地域の剣道愛好家は、稽古再開を考えていること
と思われます。
しかしながら、政府は、解除した地域にあっても、「3密回避」や「人と人との距離
を取ること」などの勧告を行っています。
剣道は残念ながら「3密」に該当する可能性が高い武道で、コロナウイルスの感染
源となりうる口からの飛沫飛散が非常に多いことも事実です。
したがって、全剣連としては、引き続き感染自粛をお願いしたいと考えます。
しかし、いつまでも稽古自粛をお願いするわけにはまいりません。
現在、稽古再開のための方策を検討していますが、その有力な方法として、感染
源となる飛沫の飛散を防止する用具の開発・改良等を行っています。完成・改良した
用具が有効かどうかは科学的データが必要で、全剣連としては、そのための実験を
行うこととしています。その結果、有効性が確認できれば、再開することを予定し
ています。ただし、有効性について外部へ説明する資料の準備や再開に関するガイド
ラインの作成等が必要なので、実際の再開(稽古自粛解除)までは若干の時間が必要
になろうかと思います。
再開を待ち望んでおられる剣道愛好家のために、こうした状況を簡単に説明した方
がいいと考え、別添の告知文書を準備しました。告知文書は5月19日(火)に全剣連
HPに掲示する予定です。
*告知文書「対人稽古自粛継続のお願い」対人稽古自粛継続のお願い
令和2年5月17日
対人稽古自粛継続のお願い
政府は、39県について新型コロナウイルス感染症に関する「緊急事態宣言」を解除
しました。剣道人の皆様、特に感染者が少ない地域の皆様におかれては、これを
機に、対人稽古の再開を考えている方もおられるかと存じます。
しかしながら、全日本剣道連盟(以下「全剣連」)としては、引き続き、すべての
都道府県において、対人稽古の自粛をお願い申し上げます。
政府は、上記の通り緊急事態宣言を多くの地域で解除しましたが、解除された地域
においても「新しい生活様式」の徹底、継続を呼び掛けています。また、新しい生活
様式の中では、「3密(密閉、密集、密接)の回避」を求めています。
剣道は、残念ながら「3密」に該当する可能性が高い武道です。そして新型コロナ
ウイルスの感染源となりうる口からの飛沫飛散が非常に多いことも事実です。実際、
剣道の稽古を通じて多くの人が新型コロナウイルス感染症に感染した事例もあり
ます。全剣連としては、剣道が感染クラスターにならないように全力で取り組みたい
と考えます。このため、上記の通り引き続き「対人稽古の自粛」をお願いするもの
です。
一方、全剣連は、8月以降の審査会、大会を予定通り実施していく計画ですが、
それに先立って、対人稽古自粛勧告を解除し、対人稽古の再開を検討している
ところです。
しかし、対人稽古の自粛勧告解除に当たっては、剣道の対人稽古による感染リスク
を大きく低下させる必要があります。全剣連は、全日本武道具協同組合殿と共同で、
科学的データに裏付けられた感染を防御する可能性の高い用具の開発、あるいは
既存用具の改良等を行っているところです。これらについて、一定の成果が得られ
れば、対人稽古の自粛勧告解除を行う予定です。全剣連としてはできるだけ早く
皆様にお知らせできるよう努力してまいりますので、今しばらく、対人稽古の自粛を
継続して頂けますようお願い申し上げます。 以上
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